オンライン診療とは

ED・AGAのオンライン診療は、ちょっと前に比べると格段に「便利」になりました。ただしこれは新型コロナ感染症をとりまく環境などさまざまな状況に応じてその運用が変わってゆく可能性があります。日々の仕事で忙しくされている方、都市部から遠い地域、離島など病院に通院するのが難しい方など、自宅で診療・投薬が受けられるオンライン診療は大きなメリットがあります。もう利用されたことがある方も、これから使ってみようと検討中の方も、ED・AGAにおけるオンライン診療のメリット・デメリットについていま一度ご紹介します。

・オンライン診療とは、改めて
・オンライン診療の規制緩和でより便利になったポイント
・オンライン診療のメリット
・オンライン診療のデメリット
・オンライン診療に適したケース
・オンライン診療が受けられるED・AGA専門外来の一覧

オンライン診療とは、改めて

オンライン診療は病院へ行かずに受診を行うシステムです。自宅でスマートフォンやパソコンの映像や電話の音声を通して医師からの診察を受けます。ED・AGAでの受診の場合、必要な薬は宅配というかたちで処方されるので、一切来院の必要がありません。病院が近くにない方(特にED・AGA外来は都市部に多いですね)、仕事が忙しくてわざわざ病院の開いている時間に行きづらいという方にとても便利な診療方法です。

オンライン診療の規制緩和でより便利になったポイント

新型コロナウィルス感染リスクを避けるために一時的に規制が緩和されたため(令和2年4月10日付、厚生労働省通知)、オンライン診療を受けるためのハードルが下がりました。

●初診でもオンライン診療を受けることができる。
←ED・AGA外来にない地域にお住まいの方には朗報です。診察を受けるためだけに東京などへ、場所によっては例えば交通費2万円をかけなくてもよくなりました。
●電話でもオンライン診療が受けられる。
←スマホなどの機器に不慣れな方には福音です。診察を受けるためだけに、興味もあまりないスマホの操作を誰かに教えてもらう必要がなくなりました。何のためにスマホがしたくなったの?という質問に対する答えも考えずに済みます。
●処方箋を病院から薬局へFAXすることでお薬の説明後に郵送することができる。
←これはED・AGA外来の場合は薬局を介さないことが殆どですからあまりあてはまらないかもしれません。

※ただしこれらは新型コロナウィルスの感染を予防するための特別措置のため、流行が収束したら規制緩和がなくなる可能性はわずかに残っています。ED・AGA患者にとっては不便な時代に逆戻りしてほしくないと願いますが。

オンライン診療のメリット

●通院時間と交通費の節約
←いうまでもないですが自宅や外出先にいながら診察を受けることができるので通院の必要がなくなり、その時間と交通費を節約することができます。時間と場所の制約から解放されたのは大変なメリットですね。
●ほかの患者と院内で同室することがない。
←ED・AGA患者にとってその性質上、なるべくなら他の人と待合室でも同室したくないと思われる方にオンライン診療は理想です。同じ悩みを抱える人とはいっても他人と会いたくない方にはその願いは叶いますし、また会ったら気まずくなりそうな人と鉢合わせする可能性もゼロになります。
●診察の継続性が保たれる
←どこへ引っ越しても最初の病院を選び続ければ、より安心して処方が受けられます。
●感染症のリスクや病気の症状悪化を予防できる
←病院へ直接出向くことがないため新型コロナなど感染症のリスクを下げることができます。

オンライン診療のデメリット

●診断のための情報量が劣る
オンライン診察では映像または音声でしか得られる情報がないため、実際に対面した場合にのみしかわからない患者の状態を把握することがやや困難にあります。ただしED・AGA治療の場合は、処方可能な条件に反しない限り投薬が中心ですので、ほぼ問題ないとされています。
●病気の急変に対応できない
ED・AGA治療の場合は、性質上急を要する症状ではないためほぼ問題ないですが、処方薬の使用は必ず医師の指導に基づいて行う必要があることはいうまでもありません。

オンライン診療に適したケース

オンライン診療では全ての病気が診察できるわけではありません。各種検査ができないので、初診で診断ができないこともあるからです。オンライン診療を受けている方でも「何かいつもと違う気がする」「急性症状がでた」などの場合にはもちろん対面診察が必要となります。そのため、高血圧や糖尿病など、慢性的な病気で症状が安定している人がオンライン診療の対象として扱いやすいとする認識が一般的ですが、この点から見るとED・AGAはこれらより更にオンライン治療の目的に合致しているといえるでしょう。

オンライン診療が受けられるED・AGA専門外来の一覧

このようにED・AGA治療に関して、オンライン診療は多くのメリットがあることがお分かりになると思います。都市部にお住まいであれば何かの合間でもふらっと立ち寄ることができますが、それさえももはや面倒に感じる方、東京や大阪までは空路や新幹線を使う必要がある方(追記:地方都市にもED・AGA治療薬を扱う病院はありますが、処方量の多寡の問題で価格が高いのと、使用期限が短いものもが多いのです)はオンライン診療を利用するのがよいでしょう。ここにオンライン診療も可能なED・AGA治療薬を扱う病院一覧を記載いたしますので、これをお考えの方は参考になさって下さい。

ED治療薬を扱う、患者数の多い医療機関一覧

1位 新宿ウエストクリニック (東京都新宿区)
2位 該当なし (神奈川県横浜市)
3位 丸善クリニック (愛知県名古屋市)
4位 大宮スキンクリニック (埼玉県さいたま市)
5位 心斎橋中央クリニック (大阪府大阪市)
6位 ことに・メディカル・サポート・クリニック (北海道札幌市)
7位 クリスタルメンズクリニック (宮城県仙台市)
8位 千葉クリニック (千葉県千葉市)
9位 該当なし (兵庫県神戸市)
10位 古賀医院 (福岡県福岡市)

このED治療クリニックのランキングは「都道府県別」に患者数ベースで算出しているものです。対象はED治療薬としてバイアグラ、レビトラ、シアリス、シルデナフィルの承認薬に限っています。(医薬品副作用被害救済制度が対象とならない未承認薬の処方や、医師による薬監証明を利用して医薬品を個人輸入したものを処方している可能性があるもの、即ち医療法違反の可能性がある医療機関は除いています。)※タダラフィル(シアリスのジェネリック)は処方量数の算定ができませんので対象外です。また、記載されていない都道府県分は未調査または情報不足により掲載していません。